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  • 人材マネジメント プロフェッショナルからヒューマンへ

    篠恵美子(MBA9期)

      守島基博先生の「人材マネジメント」の授業において、学習院大学経済学部・特別客員教授の木谷宏先生をお招きし、「プロフェッショナルからヒューマンへ――企業・人材・働き方のあるべき姿とは――」というテーマでご講演いただきました。木谷先生には、?螢縫船譽た融部に?いて「ニチレイ型成果主義」の企画および運用のお仕事をされたご経験や現在のご研究テーマ等、幅広いお話をいただきました。

    経済のグローバル化や不祥事の増加に伴い、企業経営において、社会的責任(CSR)に対する注目度は一層高まっています。こうした中、働きがいの向上や雇用の維持・創出は、企業が負うべき責任の1つとなりつつあります。木谷先生は、こうした状況を踏まえた上で、「組織内プロフェッショナル」という人材像についてご指摘され、こうした人材を処遇するための成果主義的人事制度の考え方について、いくつかの興味深い論点をご提示されました。企業が「プロフェッショナル」という言葉に固執するあまり、組織の成果向上を軽視した人事制度の設計をしてしまうと、過度な個人主義や短期業績志向への偏重を招いてしまいます。そのため、組織にとって高い価値を生み出す「組織内プロフェッショナル」を確保・育成していく必要があります。現在、さまざまな観点から注目を集めている「ワーク・ライフ・バランス」の考え方は、ライフステージや組織からの期待に応じて仕事への投入時間を変えることができるという仕組みといえることから、社員がプロフェッショナルであるという前提の下で最も望ましい仕組みということになります。木谷先生のご主張は、多くの企業の今日的課題と深く結びつくものだと思いました。

    生産年齢人口の長期的減少が見込まれる中、今後、企業経営においては、女性・高齢者さらには外国人等、多様な労働力の活用を積極的に図っていく必要があります。木谷先生がご紹介された「組織内プロフェッショナル」という考え方は、このような労働力の活用を図る上で極めて重要な視点であると思います。?螢縫船譽い任凌雄爛泪優献瓮鵐箸里慣亳海鮓鬚┐覆?らのご講演は、大変ユニークでわかりやすく、受講生にとっては、現場の人材マネジメントの一端を知る良い機会にもなったと思います。

     

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